ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク(著:渡辺道明)
「ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク」(著:渡辺道明)を読みました。
「ハーメルンのバイオリン弾き」そのものは1991年から2001年まで、10年間にわたり、少年ガンガンに連載された漫画です。単行本数も全37巻とボリュームも満点です。テレビアニメにもなりました。
その続編的内容として発売されたのが今回の「ハーメルンのバイオリン弾き シェルクンチク」です。
20年後という設定ではあるものの、前作に関係のあるキャラクターの名前なども多々登場するため、正当な続編と見てよいでしょう。
特徴としては前作と変わらず、馬鹿をやるときは徹底的に馬鹿に、シリアスな時は徹底的にシリアスな描写が続くという漫画です。ただ、時折、シリアスな時に馬鹿なことをやったりするので、そのあたりが魅力的です。
ところどころに前作の話は出るものの、基本は新規のキャラクター中心で話が進みますので、前作を知っている人であればそのあたりも含め楽しめますし、知らなければ知らないでギャグ要素を中心として親しむことができるのではないでしょうか。
個人的にも、あまり前作を覚えていないので、比較的新鮮な気持ちで楽しめました。
今から前作チェックはかなり大変ですが、作品としては良作だと思いますので、ぜひ機会があれば見てもらえたらと思います。