子育てママのネット活用生活 ネットがあれば、もうひとりじゃない!(著:安彦麻理絵、都あきこ、高瀬志帆、河上弥生、なとみみわ、池田るき、佐々木千絵)

「子育てママのネット活用生活 ネットがあれば、もうひとりじゃない!」(著:安彦麻理絵、都あきこ、高瀬志帆、河上弥生、なとみみわ、池田るき、佐々木千絵)を読みました。

子育てに関するコミックエッセイです。

複数の著者の作品が載っているアンソロジー形式となっています。

以前『ごぶさた日記(著:たかせシホ)』『ゆるナチュライフ。(著:たかせシホ)』と同じ著者の本を読んできましたが、この本にも原稿を寄せているということで購入。

この本の中でも、絵のうまさは断トツといったところ。逆にいくつかは不快に感じるようなものもあり。これはある程度該当作者の特徴であるのかもしれませんが、どうにも受け付けにくいものもありました。

それはさておき内容ですが、全てコミックエッセイとなっています。少しだけ文章で書かれているものもありますが、この本をまとめたところの宣伝とか、分量は少なめで、基本は漫画です。

多くの作者に共通しているのがネットではSNSのようなものを利用している点。もちろん、調べ物なども普通にしています。

ただ、逆に言うと、ネットならではの他のサービスに関する記述は少なく、あまりネット活用生活というには適していないような内容です。

もうちょっと、ネット通販を利用したり、ネットサービスと育児とをつなぐ何かを取り上げていただけたら、タイトルに沿った内容になっていたのではと思います。

もっとも、育児とネットとなると、やはり人にわからないことを聞くというのが主となってしまっても仕方ありませんが。

核家族化が進み、なかなか親族のサポートを受けにくい世の中ですので、ネットの必要性をより強く感じます。たぶん、ネットが無く核家族化が進んでしまっていたら、昨今の育児虐待などはさらにひどい状況になっていたのではと思います。

そうしたことを改めて認識させられた一冊でした。