お片づけセラピー ADHD/ADDのためのハッピーサバイバル法(著:桜井公子・袋居司、画:開口逸巳)

「お片づけセラピー ADHD/ADDのためのハッピーサバイバル法」(著:桜井公子・袋居司、画:開口逸巳)を読みました。

手に取った時は片付ける方法が載っていると思って購入したのですが…。

違っていました。

正確に言うと、少しだけ載ってはいるのですが、片付けの方法とかではなく、病的な症状に関して、そのものについてと、それに対する対応方法が記載されている本です。

病気名は「ADHD」や「ADD」について。似たような名前ですが、若干違うようです。

ADHDとは、「Attention Deficit Hyperactivity Disorder」の略となっています。ADDとは、このADHDから「Hyperactivity」を除いたものとなります。注意欠陥・多動性障害という言い方もするようです。

ほぼ、「注意欠陥・多動性障害」という名称が言い表している症状ですので、少しでも気になる人がいるのであれば、一度この本を読んでみるとよいでしょう。

本の前半では、マルバツ方式でいくつかのチェック事項が用意されており、それに回答していき、マルの数で、どういった症状の疑いがあるかが分かるようになります。

ADHDやADDに対応した病院が少ないこともあり、そもそもこういった症状があるのか、ということがわからずに過ごしてきている人も多いと思われます。ですが、こういった症状もあるんだということがわかれば、自らがこの症状であったことが認識できますし、他人がこのような行動を起こしていれば、もしかしたら、と思えるかもしれません。

知っていると知っていないとでは対応が異なるでしょうから、一度は知るために知識をつけておいた方が良いでしょう。

挿絵がかわいい感じなのも良い点かと思います。