美味しんぼ 100巻(漫画:花咲アキラ、原作:雁屋哲)

「美味しんぼ 100巻」(漫画:花咲アキラ、原作:雁屋哲)を読みました。

節目の100巻です。

1983年からの連載ですので、24年間も連載を続けてきたことになります。

多くの人が知っているのはテレビアニメの方かと思いますが、テレビアニメが終わったあとも長々と連載が行われています。テレビアニメは1988年10月から1992年3月までと、こちらも3年半、放映されたことになります。再放送などで見た人も多いのではないでしょうか。私もどちらかというとテレビアニメ派です。

さて、節目の100巻について述べる以前に、「美味しんぼ」自体ですが…。

正直、つまらないんですよね、これ。

正確に言うとつまらなくなった、となります。

昔は面白かったのですが、ここ最近はまったく内容がお粗末で。

何が悪いのかというと、昔は何かしらのテーマを設けて書いていたのが、今では単なる料理紹介にしかなっていない点。しかも、1話で大量の料理が出てきて説明しているだけなので、漫画としての面白さが皆無なのです。

特に、今、長期的な期間を用いてやっている「日本全県味巡り」では、各県を題材にして究極VS至高の対決をやっているのですが、地元の料理が出てくるのであればまた別ですが、たいていは知らない県の知らない料理を列挙しているだけになっています。正直、食べた事のないような食材や料理を、ただ単に並べられても、どうにもしがたいものがあります。

以上のような理由で、つまらなくなった、と評価しておきます。

今回の100巻も、「日本全県味巡り」の青森編のみしか掲載されていないため、楽しみ用がないわけです。

もし、今から「美味しんぼ」を読むのであれば、とりあえず47巻まで読むと良いでしょう。

テレビアニメ版しか知らない人に少し情報を伝えると、47巻で山岡士郎と栗田ゆう子が結婚します。あとがきにも書いてあったのですが、本来はここで終わる予定だったようなのでう、キリが良いという点で、ここまで読むと良いでしょう。

それ以降は蛇足でしかありません。ただ、クイズ番組のところの海原雄山は魅力的であったりします。