本を読む本(著:M.J.アドラー C.V.ドーレン、訳:外山滋比古 槇未知子)

「本を読む本」(著:M.J.アドラー C.V.ドーレン、訳:外山滋比古 槇未知子)を読みました。

いろいろな自己啓発系の本を読んでいくと、何度か登場した本のタイトルでしたので、一度読んでみようかと思い、手に取りました。

ちなみに、訳者の外山滋比古は『思考の整理学(著:外山滋比古)』の著者でもあります。

内容はと言いますと、本を読むうえで気にしておくべき考え方、が掲載されています。

単に読むだけでなく、本によって異なる読み方であったり、本を読む時にどのように本に向き合えばよいのかなど、さまざまな方法が掲載されています。

大きく分けると初級読書、点検読書、分析読書、シントピカル読書の4つに分けられます。この本では、特に分析読書に重点を当てて紹介しており、ページ数も大きく取られています。

系統としてはノウハウ本になるかと思いますが、最近乱発されているノウハウ本のように薄っぺらい内容ではないため、読み進めるのにやや苦労が伴います。ですが、書かれている内容を実践していくことで、今まで単純に本を読んでいたのとは異なる理解力が得られるのではないでしょうか。

普段、本を多く読むのであれば、一読しておき、日々の読書の糧としてもらえたらと思います。