初恋限定。(著:河下水希)
「初恋限定。」(著:河下水希)を読みました。
タイトルの読み方は「ハツコイ リミテッド」だそうです。「限定」の部分を英語読みの「リミテッド(limited)」と読むのがポイントです。ちなみに著者の「河下水希」は「かわしたみずき」と読みます。
河下水希さんは「いちご100%」の作者です。全19巻まで発売されている人気漫画でしたので、ご存じの方も多いかと思います。その作者の新作ということで、当然期待が集まるわけです。
ただ、最初書店でこの単行本を見たとき、オムニバス方式の短編集1巻のみの作品かと思っていて、後々良く見たら1巻の数字が入っていてちょっと驚いた次第です。週刊少年ジャンプで連載を再開させているとは知らなかったので、なおさらです。
漫画の内容は、中学生から高校生までを取り上げたオムニバス方式の作品となっています。ただ、キャラクターがまったく別々になっているわけではなく、各作品にはある程度決まったキャラクターが登場しますので、オムニバス方式といってもキャラクター間のつながりはあります。
「いちご100%」と同様、魅力あるキャラクター満載です。
今後、どのように話が展開していくのか楽しみな、そんな漫画ではないでしょうか。
コメント
ほい
作者の前作であるいちご100%では、主人公が固定されていたこともあって話を続けるにつれ、尋常ではないほどの優柔不断振りを発揮して、批判の対象となっていました。
そのあたりを作者も十分意識していたのか、今回はオムニバス形式に変更してより面白い作品になっていると思います。
社長が語られているように、キャラクター間のつながりも広がりが出ていて楽しいですね。
いまでは、なかなか売っていませんが似たような形式の漫画で「晴天なり。」もお勧めです。
(こちらの場合、男同士のシチュエーションも稀にあるので、ななこさん向けかもしれませんが。)