王様の速読術(著:斉藤英治)
「王様の速読術 1冊30分でも必要な知識は吸収できる」(著:斉藤英治)を読みました。
速読の方法に関する本です。
ただ、速読の技術そのものよりかは、速読の仕方と、それを用いてどのように情報を処理するのかを重視した内容となっています。
技術面でいえば、次の3点に集約されます。
1:プレビュー五分間行う
2:五分間で全ページを写真読みしていく。
3:残りの二〇分を使ってスキミング法で読んでいく。
これで、タイトルにあるように一つの本を30分で読むというわけです。
別に一字一句を読んでいって30分で本が読めるというのではなく、必要な情報を30分という時間で手に入れていこうという話です。なので、サブタイトルに「1冊30分でも必要な知識は吸収できる」となっているわけです。決して全てを「読んだ」では無い点に注意しましょう。
「写真読み」に関しては、以前紹介した『図解!あなたもいままでの10倍速く本が読める(監修:神田昌典、著:フォトリーディング公認インストラクターズ)』の手法と似ていると思っていただいて構いません。ですので、合わせて読むことが重要です。
用い方に関しては、たとえば資格や試験、専門書、インターネット、新聞など状況や物に応じた読み方を紹介。
もう一度言いますが、速読の技術そのものを学ぶためというよりかは、読むことに対する意識改革のための本として捉えておくと良いでしょう。