番線(著:久世番子)
「番線 本にまつわるエトセトラ」(著:久世番子)を読みました。
著者の久世番子さんは全3巻の「暴れん坊本屋さん」で一躍有名になった著者です。
取り扱っていた題材が本屋ということもあり、書店員の共感を得たのか、書店での取り扱い方がかなり優位に扱われていました。実際に売れていたので、それなりに読んだ方も多いのではないでしょうか。
その久世番子さんの新作がこれです。
番線とは、書店の識別コードのことだそうです。
と、聞くと、やはり前著と同じく本屋絡みの話なのかと思うかもしれませんが、今回はどちらかというと本全般について取り上げています。
本の貸し借り、読んできた雑誌の傾向、本棚状況、写植、教科書、いやらしい本、国会図書館、校正、辞書など。体験取材や周りの人の話などを取り上げつつ、うまくまとめています。
前回は書店員の共感を得たと言いましたが、今回は本好きの人ならだれでも共感や、新たな知識を得られるかもしれまん。