不動産事業を行っている日本綜合地所が大学生53人の内定を取り消したとのことだが

マンション分譲大手の日本綜合地所が、来年春に採用予定だった大学生53人の内定を取り消したとのことです。

当然、会社側を責める声が出てくるでしょうし、実際に内定を取り消された人が裏切られた感じだ、と話していると報道でありました。

ただ、その人は他に内定を6社もらっているのに、日本綜合地所とのこと。

ならば、結局は自業自得ではないかと思わざるをえません。

とりわけ、不動産市況の悪化懸念は去年夏ごろから出ていた話でもありますし、倒産等まで考えなくても、ここ直近の先行きが良くないことは、しっかりと情報収集していればわかることでしょう。

どれくらい長居する予定かはわかりませんが、自らが進もうとしている業界ですから、少なくともそうした情報を集め、最終的に決めるべきではないでしょうか。

また、入っても倒産になる会社もあるわけですから、逆に早めにダメなところから抜け出せたと思い、次に向けて動いた方が建設的かと思います。

もっとも、去年や今年前半と異なり、来年の就職戦線は楽に乗り切れるとは思えませんが、本人の能力があるのであれば、どこかしらの会社の御厄介にはなれるでしょう。

もし、単に甘い気持ちで就職していたのであれば、それも自己責任ということで。

また、来年以降に就職戦線に加わる方は、この件を教訓として、複数の内定をもらえたのであればよく道を精査してから歩んでもらいたいものです。