お釈迦様もみてる 紅か白か(著:今野緒雪)

「お釈迦様もみてる 紅か白か」(著:今野緒雪)を読みました。

どこかで見たことがあるようなタイトルと気づく方もいるでしょうが、あの「マリア様がみてる」と同じ著者が書いており、そしてそこに登場する人物による番外編のようなものとなっています。

「マリア様がみてる」では女性の福沢祐巳が主人公ですが、「お釈迦様もみてる」では、その弟の福沢祐麒が主人公で、その学校内での出来事を中心に話が展開します。

当然、その他の見知ったキャラクターも登場したりします。ただ、時間軸が「マリア様がみてる」の現在進行している時間より少し戻っているため、このあたりは若干修正して読み進める必要が出てきます。

シリーズ化も狙っているようで、今回は最初から副題も付いています。著者のあとがきにも続けていきたいとのコメントがあるので、たぶん続くのでしょう。

「マリア様がみてる」ワールドが好きな人であれば、当然一度読んでおくべき本ではないでしょうか。

ちょうどアニメ新シリーズも放映されるようですし。

ちなみに、このシリーズは唯一読んでいる小説だったりします。普段小説は読まないのですが、一度読んでしまうと、終わるまで読まねばという強迫観念のようなものがあり。できればシリーズが終わってくれれば、その肩の荷を下ろせると思っていたのですが、まだまだ背負い続けなければならないようです。