うちの妻ってどうでしょう?(著:福満しげゆき)

「うちの妻ってどうでしょう?」(著:福満しげゆき)を読みました。

先日紹介した『僕の小規模な生活(著:福満しげゆき)』と同じ著者で、書いている内容も似たり寄ったりです。コマ割りは4コマ風になっていますが、決して4コマ漫画というわけではありません。

著者の妻に関することをネタにした本ではありますが、それだけでなく、著者自身の考えのようなものも含まれます。このあたりはタイトルとかけ離れた内容のため、一慣性が無いように感じられます。

なんというか、この妻は精神が病んでいるのでは、と思えるよな描写も多々あるのですが、著者自身の大人げなさも描かれており、案外性格が近いのかな、とも捉える事ができます。

絵の妻の顔もある種の妙があり。目元はほとんど変わらないのですが、時折描かれる困った時の眉を見ると、やっぱり精神的にかわいそうな子のように感じてしまいます。

そうしたものを読んでいると、なぜかこの世界にはまり込んでしまい。著者の他の本にまで手を出す始末です。