もやしもん 7巻(著:石川雅之)

「もやしもん 7巻」(著:石川雅之)を読みました。

今回もためになる話が満載です。

醤油や大豆の話が主ですが、日本酒に関しての話もあり。

日本酒が水で薄められていたということを、ここで初めて知りました。

もともとはアルコール度数が20度くらいのものを酒税法の関係で15度まで落としているようです。

ただ、法律が変わり、落とさなくてもよくなっているようなのですが、今まで15度で味を調整している名残もあってか、そのままで来ているとのことです。

こうした知識も手に入るので、「もやしもん」は好きな漫画の一つだったりします。

また、最後の樹慶蔵教授の発言の次の発言にはいろいろと考えさせられるものがあります。

『しかし中には聞いておきながら自分が納得しないと怒ったり否定したりする愚者がいる

人に説明を求めて回答が常に得られると思っている蒙昧な者も多い

(中略)

知る事が全ての人に幸せをもたらすとは限らないのと同じで

全てを知る必要はないし明かす事もないヨ』(「もやしもん 7巻」より)

過去に『人が人を評価するのはその人の能力』で取り上げた『人が人を評価するのはその人の能力じゃん。だからみんな頑張ってんじゃない。』もそうですが、知識が付くだけでなく、何かと現実的に考えさせられる話も多く、大変刺激を受けます。