コンビニのレジから見た日本人(著:竹内稔)
「コンビニのレジから見た日本人」(著:竹内稔)を読みました。
コンビニで働いている人から、客、そして一緒に働いている店員を中心に捉えた本となっています。
基本は、変な客を実例を挙げて紹介しています。また、客だけでなく、店員の中にもおかしな言動をする人がいるため、そうした部分にスポットを当てています。
ただ単に変な部分を取り上げるのではなく、それらを見て、今の日本人の言動はどうなのかといった奥の深いところまで語っています。
そうした状況を招いたことの一つとして、コンビニの施策の過ちといった指摘も載っており、参考になる部分もあります。
多く人が利用するコンビニだけに、まさに日本人の縮図のようなものが見て取れます。こうした話を見るにつけ、将来の日本を支えるであろう人というものは、本当に大丈夫なのかと心配になります。
この本を読むと、コンビニの店員に対して少し同情的になれる気がします。
時としてわが身を振り返りたい人などは、読んでみるとよいでしょう。くれぐれも、本著内で書かれている悪い方の人間にならないことを願います。