竹中式マトリクス勉強法(著:竹中平蔵)
「竹中式マトリクス勉強法」(著:竹中平蔵)を読みました。
正直、読む予定はなかったのですが、人との会話の中に出てきたので手に取ることに。
言わずもがな、小泉純一郎内閣の際にさまざまな大臣を歴任した人物です。
その人による勉強本、自己啓発本ということで、すでに数十万部が売れているようです。
なぜ勉強すべきか、どういった方向に向かって勉強すべきかを取り上げ、また、個別の内容として極意を述べています。
極意は勉強法に関して9つ、記憶に関して5つ、英語に関して7つ、経済に関して9つ、世界に通ずるものとして5つ、各項目別に数ページ程度で説明をしています。
多くは他の勉強本でも知ることのできる内容ではありますが、傍から見て、誰にでもわかる成功者なだけに、その語る内容には説得力があります。
だからといって、書いている内容が複雑かというとそうでもなく、誰にでも実践できそうなもののみしか書かれていません。
結局、学ぶ、ということは、小難しいことをするわけでもなく、当たり前のことを当たり前にやっていく、ということを窺い知ることの出来る、そういう本になっています。
勉強本が好きな人はもちろん、まだこの手の本に触れたことのない人の入門書としても良い本です。できれば若いうちから読んでおきたい一冊と言えるでしょう。