モノのために家賃を払うな!(著:あらかわ菜美)
「モノのために家賃を払うな! 買えば買うほど、負債になる」(著:あらかわ菜美)を読みました。
部屋の片付けに関する本ですが、どちらかというと、物の選別に関してしっかりし、ものをあまり買わずに済ませようという意図の方が強い内容です。決して単なる整理術ではありません。
物を家に置いておくにも、その場所にはお金がかかっています。それは家賃という形であったり、持家であってもその持家を取得するのにかかった費用や固定資産税など、何らかの形で場所に対するお金を払っているはずです。
そうしたところにものを置き、しかもそれが部屋を圧迫したり、精神的に負担となっているという指摘です。
物が少なければ狭い部屋を借りても問題なく過ごせ、広い部屋との家賃の差が、まさに負担となるわけです。
もちろん、必要なものであれば当然持つ必要はあるのですが、はたして本当に必要なものだったのかどうか、常にチェックする必要があります。
不要なものを買い、そして使わないでいることも無駄になります。家賃だけでなく、こうした買い物で用いた額を考えると、結構な損失になるのではないでしょうか。
軒並み同意できる本だけに、家がものであふれかえっているような人にはぜひ読んでもらいたい本です。
家だけでなく、職場の机がゴタゴタしているような人にもお薦めです。