トーキョー無職日記(著:トリバタケハルノブ)

「トーキョー無職日記」(著:トリバタケハルノブ)を読みました。

このご時世、タイトルにピンとくるものがあり、購入することに。

4コマ中心の漫画となっています。

最初手に取ったときに、コミックエッセイかと思ったのですが、フィクションの部分も多いとあとがきに書いてあり、ちょっと残念。ノンフィクションを望んでいたため。もっとも、ノンフィクションにすると、人との付き合いなども書いてあるため、好ましくないのかもしれませんが。

ただ、フィクションといっても、ある程度は自らの体験や交友関係に照らして書いているようです。

さて、内容ですが、タイトルほどのインパクトのある内容ではなく。

そもそも、最初は無職であったものの、中盤辺りからは普通にアルバイトを行い、その後はイラストの仕事を受け持つなどしているため、どうしてもタイトルとのギャップが目に付きます。まあ、この辺りは著者自身がタイトルを考えたわけでなく、出版社が売れそうということでこのタイトルにしたのでしょうから、著者を責める気にもなりませんが。

なんとなく、無職というと、人付き合いが苦手な人というイメージを持ちますが、話の中にはチャットで知り合った人と即座に合ったりしており。また、オフ会にも参加したりと積極的に活動しています。だからこそ、出版までにこぎつけたといえるかもしれません。

今現在、ひきこもりやニートをやっている人も、こうした活動性を身につけることで、何かしら道が開けるかもしれませんね。

そうした人や、単にこの手の漫画が好きな人中心に、お薦めしておきます。