社長島耕作 2巻(著:弘兼憲史)

「社長島耕作 2巻」(著:弘兼憲史)を読みました。

社長になっても相変わらず女性に人気な島耕作です。

過去はそれなりに活躍していた八木がインサイダーをやるであろう描写があり、次巻以降、どうなるのか注目が集まります。

また、再建屋として登場するトーヨー電業の森永社長は、過去に『日本電産 永守イズムの挑戦』をここでも紹介した日本電産の永守重信社長をモチーフにしているようで。現実の人物とリンクして読み進めていくと面白いものがあります。

巻末の方では、故郷への同窓会出席のシーンがありますが、同窓会に出てくる人は、それなりにうまくいっている人で、負け組はあまり出てこないそうです。

年齢も60歳になると、やはり自殺や病気などで亡くなられる人も多いようで。漫画の中の話ではありますが、現実でもこのような状況であることが多いのではないでしょうか。

特にバブル崩壊後はいろいろと経済的に苦しんでいる人も多く、自殺で命を落としたという人も多いでしょう。年配の世代だけでなく、若い世代の同窓会でもそうした話を聞くことも多いようで。

そういったことを考えると、大したことのないシーンではあるものの、感じ入るものがありました。