縁遠さん(著:能町みね子)
「縁遠さん」(著:能町みね子)を読みました。
絵柄は表紙を見ての通り、微妙であります。それでもこの著者がこの本を出せたのには、過去の実績があったからでしょう。
この能町みね子さんは、オカマを題材にした本を書いており、実際に自身も性転換手術を受け、男性から女性に戸籍も変えたという経緯があります。そうした経緯をまとめたのか、また、オカマそのものを題材にした本として「オカマだけどOLやってます。」などを発売し、それなりに人気を得ていたようです。
読んではいないものの、本屋でコミックエッセイのコーナーに行くと、よく平積みされていました。
今回、そうした著者だとは意識せず、ただなんとなく購入。
中身も表紙と同じレベルの絵が続くため、絵を目当てに買うのは厳しいというのが正直な感想。
あとは、内容に共感できるか、という部分でしょうか。
アラサーと言われる世代の3人のキャラクターのゆるい話が掲載されています。アラサーとは、30歳前後の女性のことを指し、同じような言葉にアラフォーがあります。アラフォーとは40歳前後のことで、ここでも多々紹介している勝間和代さんなどはアラフォー世代となります。確か、去年あたりの流行語大賞にも選ばれました。
そうしたアラサー世代であれば、クスリと笑えるような要素もあるかもしれません。
ちなみに、先にオカマの話を出しましたが、この本はエッセイ漫画ではなく、フィクション漫画ですので、オカマの話は残念ながら出てきません。