指導者の条件(著:松下幸之助)

「指導者の条件」(著:松下幸之助)を読みました。

やや小さい本ということもあり、気楽に読めるのではないかということで購入です。

さまざまな歴史的な話を元に、指導者としてどうあるべきかを語っています。2ページに1項目のため、読み止めもしやすく、ちょっとした時間に一項目ずつゆっくりと読み進めることが可能です。

文章は歴史の人物などをもとにしているため、あまり歴史に詳しくない人だと、どういった人のことなのかがわからない状況が続きますが、表題と簡単な説明の部分だけパラパラ読んでいくだけでも意図が把握できると思われます。

それにしても、よく松下幸之助元社長は自身を無学の人のような言い方をしますが、こういった歴史的な出来事などと絡めて話ができるということを考えると、なんだかんだで勤勉家であったことが窺えます。

たぶん、無学という意味の捉え方は、有名な大学などに進んでいるかどうかというニュアンスでのことなのでしょうが、そうしたところに入らなくても偉大な人物になりうることができるという、一つの証と言えるかもしれません。

世の中、学歴社会の側面も強くはありますが、決してそれだけではないということを改めて考えさせられます。

社長としてだけでなく、上司などといった人の上に立とうという人は、電車内などで日々読んでみることをお薦めします。

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