オトーさんという男(著:益田ミリ)

「オトーさんという男」(著:益田ミリ)を読みました。

過去に紹介した『お母さんという女(著:益田ミリ)』に続く家族に関するエッセイとコミックになっています。

漫画部分と文章部分とに分かれており、大体半々といったところでしょうか。

短期ですぐ怒鳴る父のため、子供のころから配慮するのが大変だったそうです。

それにしても、作家をやっていることを両親に知られている状態で本という形にしてよいのかどうか、という気がしないでもありませんが。この本だけ読むと、父がダメ人間っぽく映ってしまうのが残念なところではあります。もっとも、世の中の父親はえてしてそういうものなのかもしれませんが。

ただ、最後の最後に、最終学歴は中学ではあるものの、一級建築士の資格を取得したという話があり。なんだかんだで尊敬の念も抱いているような、そんな気もします。