マッキンゼー現代の経営戦略(編著:大前研一)
「マッキンゼー現代の経営戦略」(編著:大前研一)を読みました。
1978年に行われたセミナーを元にした本となっており、30年以上前の話である点や、セミナーが元ということで、もともと本にするためにまとめてあったものでもないため、読みにくさがあります。
30年前に述べた話だから、それが価値がないかどうかはまた別問題となります。今読んでも、それぞれの会社内で活かせる部分があるかもしれません。また、活かすために行動できる立場の人間出ない場合は、自社がどういう主旨で行動していたのかを読み解くツールの一つとして、参考になるでしょう。
PMS(製品・市場戦略)、PPM(ポートフォリオ管理)、PIP(収益性改善プログラム)、OVA(間接費削減アプローチ)、SFM(販売力管理)、TPM(技術ポートフォリオ管理)などといったように、横文字が並んでいるので、こうした文字に抵抗がある人からすると、読みにくいかもしれませんが、言っていることはそれほど難しいわけではなく、時に例を出しながらとなっているため、何となくでも理解が可能でしょう。
ただ、それを活かせるかどうかはまた別問題。書かれている内容をいかに自社の状況にあてはめ、考えていくかが重要でしょう。
全体的に会社を眺めたい人などは読んでみるとよいかと思われます。