死ぬときに公開すること25(著:大津秀一)

「死ぬときに後悔すること25 1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた」(著:大津秀一)を読みました。

なぜ、今のうちからこのような本を読んだかというと、誰もが訪れる死を目前にして後悔するより、今のうちにどういった後悔が待っているので、どう暮らすかを考えるという目的です。

健康や医療などの点、心理的な点、社会や生活などの点、人間的な点、宗教や哲学的な点など、いくつかのジャンルに分かれてそれぞれの後悔が書かれています。

健康的な点は、健康そのものを大切にしなかったことや、たばこを辞めなかったことなどがあります。

心理的なことは、自分のやりたいことをやらなかったこと、悪事に手を染めたこと、感情に振り回された一生を過ごしたこと、他人に優しくしなかったことなどです。

社会や生活に関しては、故郷に帰らなかったこと、美味しいものを食べておかなかったこと、仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと、行きたい場所に旅行しなかったことです。

人間的な点は、会いたい人に会っておかなかったこと、記憶に残る恋愛をしなかったこと、結婚をしなかったことなど。

宗教や哲学的なことは、自分の生きた証を残さなかったことなどです。

こうしてみていくと、自らでしっかりと実践していることも多々ありますが、その一方で、まだまだなところも多々あります。

早いうちからこのようなことを知っておけば、残りの長い人生をどのように過ごし、最後に満足して死ねるのかを考えることができます。

どうせなら、死ぬ時くらいは何の後悔も残さず死にたいものです。

そうなるために、日々の生活を充実したものにしていきたいと、このように思います。