機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY(著:皆川ゆか)
「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」(著:皆川ゆか)を読みました。
セガサターンで発売された「機動戦士ガンダム外伝」3部作を小説化したものです。
ゲームのほうはよく覚えていないこともあり、また、最近のガンダムゲームでよくこの作品で登場する機体が出ていることもあり一読することに。
ネットで購入したのですが、最初漫画だと思っていたので、小説としり、長いこと読まずにいましたが、ようやく読む間ができたので読み始めました。
ゲーム中ではいまいちよくわからなかったキャラクターとの兼ね合いや、EXAMというシステムがどういうものであるかが把握でき。
描写もわかりやすく描かれているので、多少ガンダムに親しんでいるのであれば、気楽に読み進められると思います。
アニメなどで見ただけではわからない、数値面での機体の性能も把握できるのも魅力的です。
最高速度で時速180km、通常時も80kmなど、具体例を出して知ることで、より現実感を増して接することができるようになります。
この本が発売されたのは1997年。その後2002年に文庫が発売となっています。
アニメ化もされておらず、ゲームもセガサターンと古いゲーム機でしかプレイできないものですので、知らなかった人は一読してみるのもよいでしょう。
コメント
けぺる
作者の皆川ゆか氏は、元々講談社ティンーンズハート文庫などで「ティー・パーティー」シリーズや「運命のタロット」シリーズで人気を博しました。その後ガンダム関係の作品に携わり「機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS」を編纂しました。
今は皆河有伽と改名して、日本のアニメ業界の成立ちを描いた「日本動画興亡史 小説手塚学校」(講談社)が2巻まで刊行されています。日本のアニメがベンチャービジネスとして立ち上がり、現状に至る道に興味があれば、すごく面白い読み物となっていますので、是非、お勧めします。