夏のあらし! 7巻(著:小林尽)

「夏のあらし! 7巻」(著:小林尽)を読みました。

前巻の感想を『最近読んだ漫画2009年10月2日』で述べましたが、この巻を読んで、本当に読むのをやめなくてよかったとしみじみと思います。

少年マガジンで連載されていた「スクールランブル」の著者として、当初はラブコメ中心の内容で展開されていました。そうした展開も悪くはなかったのですが、5巻辺りまではややだらけた感じになっていたように思います。

しかし、6巻から話が核心に入っていき、現代よりかは戦時中との話がメインとなり、ほかのラブコメにはない展開が続くようになりました。

ひと言でいえば戦時中の辛さ、となるでしょうが、その辛さをさまざまな角度で描写し、各シーンで考えさせられます。

よくよく考えてみれば、日本にも戦争を経験した人がいる中、今の時代、とくに戦争を経験していない世代というのは本当に恵まれていることを再認識させられます。

たぶん次巻8巻が最終巻になると思われます。

全部で8巻程度でしたら一気に読める分量だと思いますので、機会があった際には通して一読し、再度戦争というものを考えてみてはどうでしょうか。