大市民日記 6巻 最終巻(著:柳沢きみお)

「大市民日記 6巻 最終巻」(著:柳沢きみお)を読みました。

ついに大市民日記も最終巻です。

大市民 全10巻(著:柳沢きみお)』『大市民2 全2巻(著:柳沢きみお)』『THE大市民 全5巻(著:柳沢きみお)』と、幾度となく連載が終了しても返り咲いてきたシリーズですが、その最新シリーズが遂に完結です。

相変わらずの個人的な人生観を中心に、時事問題、寿司やビール、鍋などのグルメ系の話まで、さまざまなことを漫画で取り上げています。

昔の大市民を見ている人からするとストーリー性が無く残念ではありますが、これはこれで十分楽しめます。

特に、食事面では読む側の食欲を誘うような描写も多く。

60歳にして初めて「もつ鍋」を食べた時に、驚愕したような顔で『もつ鍋とはこんなに旨かったのかーー』というシーンは思わず笑ってしまいました。

単に面白いだけでなく、やはり食べたくなってしまいます。

大市民日記(著:柳沢きみお)の連載が打ち切りのような形で終わってしまった』で伝えたように連載が急きょ終わってしまったので、何かしらの描き下ろしがあるかと期待したのですが、全く無く。逆に、再録があり、この点は残念。

もう次はないとは思うのですが、また不死鳥のごとくよみがえってほしいものです。

読み始めたのがちょうど1年前だったため、なおさらそう思います。