またまた どーすんの?私(著:細川貂々)
「またまた どーすんの?私」(著:細川貂々)を読みました。
過去に紹介した『どーすんの?私(著:細川貂々)』の続きとなる本です。
前回は高校を卒業してからさまざまなバイトや仕事などを経て、最終的に絵に関する専門学校に入学するところで終わりました。
今回は、絵の専門学校に入学するところから話が始まります。
専門学校で出会った人々や、起こった出来事などを中心に話が展開していき、最終的には卒業間近に自らの進むべき道を決めるという流れになっています。
前巻と異なり、今回は精神的にイライラとさせられるような人物の登場が乏しく、前巻と同じものを望んでいる人からは物足りなく感じるかもしれません。
しかし、方向性は同じように感じます。
いろいろと怠けた考え方を続けてきたものの、最終的には目標が定まり、行動に移すという点が、前巻と同じように思えます。
明らかにおかしく感じられる専門学校も、考えることを学ばせるという意味では、手とり足とり教える学校よりも優れているようにも思えます。
物作りを仕事にする人は、これくらいの学校でないと逆に煮詰まってしまうのでしょう。
今回は目標が決まったところで終わりましたので、次回はそれが実を結ぶまでの過程を描いてもらいたいです。