めおとFX 二人三脚トレード日記(著:しばざきとしえ)

「めおとFX 二人三脚トレード日記」(著:しばざきとしえ)を読みました。

当初、コミックエッセイ系かと思っていたら、見た目はそのような感じであったものの、実際は創作であることが判明。この点はコミックエッセイ好きとして残念なところ。

過去に紹介した『じつはウチ、フランス婚(著:しばざきとしえ)』と同じ著者が描いています。

夫である男性がFXに安易な考えで手を出し、そして失敗。

リベンジ、ではないものの、今度は妻が手を出していくというお話。

決して成功したという終わり方ではなく、FXを通して経済にも目を向けつつ前向きに生きていきましょうという形で終わりを迎えています。

最後には、FXを行っている人へのインタビューのようなものも掲載されています。

ちょっとした漫画やドラマなどを元にした小ネタなども含まれているため、分かる人にはニヤリと笑える内容になっています。

FXとは関係のないところで考えさせられるセリフがあり。それは他の人も失敗しているからいいじゃん、といった会話の流れの中にあります。

『みんなって誰?みんななんて人、知らないもんね』

この後『人は人、ウチはウチじゃん』と続きます。

よく子供のころに言われたであろうこのセリフ。とくに『みんななんて人、知らないもんね』というのは考えさせられます。

みんなとは、実際にはそうである人とそうでない人との二つに分けられるものです。片方のみをうまく中和させ、さもそれが真っ当であるかのような考えに対し、一考するよい発言のように思えます。

子どもを持っている人であれば、みんなも持ってるから欲しい、といったような発言をされたときに、上記の発言をしてみてはどうでしょうか。

携帯の保有などでありそうですね。

と、FXとはまったく関係のないところで考えさせられた一冊でした。