ぼくのオカンがうつになった。(著:佐口賢作、サトウ ナオミ)
「ぼくのオカンがうつになった。」(著:佐口賢作、サトウナオミ)を読みました。
親が鬱になったことに関するコミックエッセイです。
母子家庭で育った親子と、そのおばとの3人暮らしで起こった出来事などが書かれています。
鬱の症状であったり、どういった行動をとるかといった姿を知ることができます。解決策が書いてあるわけではありませんが、漫画形式ということもあり、鬱を知るに適した本です。
親や近しい人がいつ鬱になるかはわかりません。もし、そうした状況になった時に自らの身の置き方を考える助けになるでしょう。
ただ、読んでいて気になったのが絵。親の顔の鼻の輪郭を左右線で描いてあり。この線がちょっと不快な絵になってしまっているような気がします。
親との距離の取り方なども含め、考えさせられる一冊でした。