富士山登山の感想

富士山に登ってきましたので、雑感などを少々。

富士山に登るきっかけとなったのはちょうど一年前の9月に紹介したコミックエッセイ『山登りはじめました めざせ!富士山編(著:鈴木ともこ)』を読んだからです。

その時に、2年以内に富士山に登ろうという決意をしていましたが、1年前倒しで今年に登りました。

8月上旬に行く予定でしたが、天候がすぐれなかったこともあり、延期。

ピーク時期のお盆には行きたくないと思っていたため、ずるずると日が過ぎ。

ようやく天気もよさそうで、都合のつく時期も出来たため、出かけることに。

河口湖口ルートで登り、御殿場口ルートで下山。

事前にいくつかの山で練習していたこともあり、トラブルも起きず、これといった苦労もせず。山小屋で休んだ後、御来光は頂上で見ず、道中で見るようにしました。

さしてトラブルもなく、順調に登り、そして下ってきました。

登り約6時間、下り約4時間。休憩時間含む数字です。

そうした中でいろいろと思ったことを。

頂上で御来光を見ないことにしたため、比較的ゆっくり出発。それもあってか、道中で見かける人も、それほど疲れて寝込んでいるような人が少ないように感じます。無理して頂上で御来光を見ないというだけで、かなり楽に登れるのではないかと。

また、この予定だと、ツアーで行く人の行列に巻き込まれなくて良いというメリットもあります。

山小屋に行くまではツアー客も大量にいたので、途中で道が詰まって進むのに時間がかかるなどありましたが、宿泊後の道中はそうしたことがなく。これによって、自らのペースでゆっくり登ることができました。

最も高い場所では行列が出来ていて、並ばなければいけませんでしたが、その辺りは疲れを癒すのと合わせてのんびりし。

ツアー客を見ていると、どうもツアーの方が辛いのではと感じます。自分のペースで歩けませんし、休む時も自由に休めません。団体行動を強いられますし、時間の都合などで強制的に下山させられることもあります。どうせ登るのであればしっかりとプランを立ててツアー以外で登るのが良いかと。
道中、さほど変な人も見かけず。唯一あるとすれば、気持ち悪い気持ち悪いと言っておきながら、エチケット袋を用意しようとせず、最後はなぜか私の足元の近くで戻していた人がいたくらいでしょうか。グループのようなのですが、周りも袋の用意をしようともせず。なんだかなぁ、と。

また来年以降は、別のルートから登ってみようかと思います。

とにもかくにも、きっかけを作ってくれた「山登りはじめました めざせ!富士山編」の著者である鈴木ともこ氏には感謝。続刊の発売も決まっているため、そちらも楽しみにしたいと思います。