星の瞳のシルエット(著:柊あおい)

「星の瞳のシルエット」(著:柊あおい)を読みました。

遠い昔に途中まで読んだ記憶のある作品。

結局、最後まで読まずに過ごしてきましたが、5巻分にまとめられて発売されていることを知り、読むことに。

最後まで読み進め、ようやく長い年月見てこなかったものへの完結を迎えることができました。

昔に途中まで読んでいた時には司くん萌えでしたが、改めて読むと沙樹ちゃん萌えに変わります。というか、司くんは、結局最後まで自分から告白することなく、逆にヘタレ感が増しています。当時はそのシーンまで読んでいなかったので、司くん萌えではありましたが、最後まで読むとけったいな人間に感じます。

メロンパン、と言えば、星の瞳のシルエットを思い出すのですが、改めて読むと、さほどメロンパンが出てきているわけでもなく。

ヒロインの相手役にある久住くんは、今で言う草食系のようなこともやっており。炊事洗濯など、お手のものというのは当時からすれば、また違った趣で見られていたのかもしれません。1985年から連載されていた同作品、時代の先取り感がすごいです。

初期女性メンバーは軒並み相手を見つけ。逆に、途中から参加したおケイは残念な結果に。よくよく考えると、作品通して一番良い子だったのはおケイかもしれません。

単なる脇役であった日野くんも、最終的にはいい感じに絡み。名前の由来となるような話では、そこまで考えて名前というものを選ばなければいけないのかと、感心させられました。

どうせなら、もっと早い段階でちゃんと最後まで見ておくべきだったとちょっと後悔。でも、今、見られて幸せです。