主夫3年生(著:イクタケマコト)

「主夫3年生」(著:イクタケマコト)を読みました。

男が家事を行い、女性が外に働きに出かける家庭を描いたコミックエッセイです。

かといって、男は家事のみをやっているわけではなく、自宅でイラストなどの仕事をしているようです。そのため、基本は共働きといえるでしょう。ただ、仕事の量が多くないようですので、結果として主夫のようなスタイルになっています。

基本的に、日々の出来事を描いているため、これといった山があるわけでもありませんが、淡々と楽しめる、そんな内容になっています。

主夫がやるべきことは、基本的に一人暮らしの人もやっているはずのことですので、そうした人も共感できる内容があるのではないでしょうか。

巻末には嫁からの言葉もありますが、作中では著者に対してひどいことを言っているようでも、いろいろと嫁からも思うことがあるようで。片方は夢であるイラストレーターを目指し、もう片方がしっかりと日々の生活費を稼ぐ。こうしたパートナーとの生活は羨ましい限りです。

実際に主夫として活動している人を中心に一読してみてはどうでしょうか。主夫に否定的な人も、こうしたスタイルもありではと思うことができると思います。