花のズボラ飯(著:久住昌之、水沢悦子)
「花のズボラ飯」(著:久住昌之、水沢悦子)を読みました。
久しぶりにおなかが減る料理漫画を見た気がします。
原作は「孤独のグルメ」を担当した久住昌之氏。
「孤独のグルメ」が男性の外食をテーマにしているとすれば、「花のズボラ飯」は女性の家食をテーマにしているという対極に位置する漫画です。
比較的簡単に作ることができる料理が並ぶため、どれも試してみたくなります。
また、食べるときの主人公の姿がよりおいしそうに感じられ。ちょっとよだれなどの汁が多めのような気がしますが。
小ネタも多く入っており、分かる人には笑いどころが増えます。
その小ネタを演出する漫画のほうも魅力が高く。変な踊りを踊ったり、コスプレ状態になったり、牛に囲まれたり。さまざまな描写で楽しませてくれます。
残念なのは夫がいるという設定でしょうか。汚部屋に住んでいて、夫は単身赴任でそもそも電話の会話くらいでしか登場しないため、だったら最初から一人暮らしにしておいたら良かったのでは、と思います。
巻数表示が無かったため、この1冊で終わりかと思いましたが、まだ続きが漫画雑誌「Eleganceイブ」で連載されているようで。次の2巻目も楽しみな、そんな1冊です。